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2018年 02月 24日

本を紹介

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別にダメってわけでは無いんですけど、「読みやすくて、一気に読めた」というのを聞くし、popなんかにもよく書かれてます。

どことなく、面白い⇨読みやすい⇨純粋でいい作品、というような気がしますが、どうなんでしょうね。

石田千 『平日』は、はっきり言って読みにくい。

東京の平日、ある場所にいる誰かを、活写するように綴った小説とエッセイと紀行文のような文章。

全11編に共通するところは少なく、人物中心だったり、場所中心だったり

視線はコロコロと変化して、文章が今何を追いかけているのか、見失う。

文字だけを追っても、内容は入ってこない。


だから頑張って読む、そうすると、文の主体が見えてくる。

でもそれが、人だったり、猫だったり、空気だったり、不意打ちのようにコロコロ変わる。

やっぱり、わかりにくい。


でも、ゆっくり読んで、わかるようになると、ちゃんと楽しめる。

というか、人の視点のリアルはこのコロコロ感だな、とその描写に脱帽しそうになる。

つまり、読みにくいから、面白い本、というのもちゃんとあって、それをわかりにくい文章で書いてみた。

それが今日の風呂部の趣旨です。






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by take9751 | 2018-02-24 11:36 | | Comments(0)


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